【8月26日 AFP】キャロライン・ケネディ(Caroline Kennedy)駐日米大使が公務で私用のメールアドレスを使っていたことが25日明らかになり、批判を受けている。

 米国務省の監察官が同日発表した報告書によると、「大使を含む複数の上級大使館職員が、公務の内容を含むメールを私用のメールアカウントを使って送受信していた」。「機密ではないが慎重に扱うべき」メールが私用のメールアカウントでやり取りされていたという。

 国務省のガイドラインは職員に自らの職務についての歴史的・法的記録の一部となる政府業務の通信については、より安全とされる公務用メールアドレスを使用するよう求めている。

 国務省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は記者会見で、「私用メールアドレスの使用は禁止されているわけではない」と述べ、同大使館と大使を擁護した。

 ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が、国務長官時代の2009年から2013年にかけて、公務に私用メールアドレスを使用していたことが発覚し批判されている。(c)AFP