【8月25日 AFP】(一部更新、写真追加)アフガニスタン西部の都市ヘラート(Herat)郊外で25日、ガス貯蔵施設で複数の爆発が発生し、少なくとも11人が死亡、10人が負傷した。死者の大半は子どもだという。

 ヘラート警察の広報によれば、25日午前0時(日本時間同4時30分)ごろ、ガス貯蔵施設にあったガスタンクが爆発し、一連の爆発を誘発したという。

 近くにあった国内避難民のキャンプが、爆発の激しい炎に飲み込まれて惨事となった。死者の大半はこのキャンプにいたという。ヘラート州政府報道官は、11人の死者のうち「数人」が子どもだったと発表した。

 イランとの国境に近いヘラート州はアフガニスタンの中では比較的治安が安定した地域で、爆発の原因が事故か、武装勢力による攻撃かは現時点で明らかになっていない。安全規制が不十分なアフガニスタンでは毎日のように家庭用ガスボンベが爆発する事故が起きており、死傷者が出ることも珍しくない。(c)AFP