スペインで軽量機墜落、パイロット意識不明で乗客が操縦
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【8月24日 AFP】スペイン南西部のセビリア(Seville)空港近くで23日、トレブヘナ(Trebujena)からセビリア近くのコリア・デル・リオ(Coria del Rio)に向かっていた軽量飛行機が墜落し、乗っていた女性が重傷を負った。パイロットが飛行中に意識不明となり、操縦経験のない女性が操縦を試みたという。当局が明らかにした。
救急サービスの広報担当者によると、女性はやけどと、複数か所に挫傷を負った。男性パイロットは死亡したが、死亡したのが墜落の前だったのか後だったのかは不明だという。
スペインのメディアは、この二人は夫婦だと報じた。
広報担当者は、「女性は操縦方法を知らなかったが飛行を続けた。空港に着陸するまで航空機を操縦できるかどうか試すため、管制塔から指示を出した」と語った。救急サービスも、着陸を誘導するためにヘリコプターや飛行機を派遣したという。
地元紙の電子版に掲載された管制官と女性の通信記録によると、管制官が女性に対し「航空機は問題なく飛行できる。心配はいらない、墜落はしない」と話している。
スペイン空港事業団AENAによると、航空機はセビリア空港への着陸を試みたが、滑走路の手前約3キロの地点に墜落した。(c)AFP