【8月22日 AFP】米ニューヨーク(New York)にある連邦政府の建物で21日、男が発砲し警備員1人を殺害した後、自殺した。警察が発表した。

 事件が起きたのは21日午後5時(日本時間22日午前6時)過ぎ。現場は、マンハッタン(Manhattan)ソーホー(SoHo)地区のバリック(Varick)通りにある、移民裁判所や退役軍人事務所が入った連邦政府の建物。

 男は、金属探知器に近付き、「銃を取り出して、近距離で警備員を撃った」とニューヨーク警察は述べている。

「男は、警備されている場所を突き進んでエレベーターに向かい、別の職員に出会うと、そこで自分の頭を撃った」「容疑者は現場で死亡した」という。

 男に撃たれた警備員は心拍停止状態で病院に搬送されたが、病院到着時に死亡を確認したと病院の広報担当者は述べている。

 警察は、国土安全保障省(Department of Homeland SecurityDHS)と米連邦捜査局(FBI)などの連邦当局と協力し、容疑者の動機の解明を進めている。

「今現在、テロとの結び付きを示すものはない」と警察は現場で記者らに述べた。(c)AFP