イスラエルがゴラン高原の武装勢力を攻撃、ロケット弾に報復
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【8月21日 AFP】イスラエルは21日午前10時30分(日本時間同日午後4時30分)ごろ、ゴラン高原(Golan Heights)のクネイトラ(Quneitra)地区を無人機で攻撃し、少なくとも5人を殺害した。シリア国営テレビが伝えた。前日の20日にはイスラエル北部のガリラヤ(Galilee)地方にロケット弾が撃ち込まれていた。
イスラエル軍筋はロケット弾を発射した武装勢力を攻撃したことを確認し、21日の攻撃で4~5人を殺害したと述べるとともに、攻撃対象となった武装勢力はイランの監督の下シリア国内で活動しているパレスチナの武装勢力「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の一部で、これを無力化したと語った。
シリア国営メディアによると、イスラエルはロケット弾を撃ち込まれたことを受けて20日にもクネイトラ地区で2度の空爆を行っていた。
1度目の空爆では地方政府の建物が壊れたものの死者は出なかったが、午後11時30分(日本時間21日午前5時30分)ごろに行われた2度目の空爆ではシリア軍の陣地が狙われ1人が死亡し、兵士7人が死亡したという。死亡したのが兵士なのか民間人なのかは明らかにしていない。イスラエル側は20日には少なくとも14か所のシリア軍の拠点を攻撃したとしている。(c)AFP