【8月21日 AFP】(図解追加)米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric AdministrationNOAA)は20日、今年7月の世界の平均気温が、観測が始まった1880年以降で最高となったと発表した。さらに、1~7月の7か月間の平均気温も過去最高を記録したという。

 NOAAによると、7月の世界の地表と海面の平均温度は16.61度で、観測史上最も暑い7月となった。さらに、今年1~7月の平均気温は、20世紀の同期間の平均より0.85度高く、これまで最高だった2010年を0.09度上回った。

 今回の発表は、化石燃料の燃焼による地球温暖化が継続する中、懸念される傾向を示しており、科学者らは気温上昇はさらに悪化すると予測している。NOAA国立環境情報センター(National Centers for Environmental Information)の自然科学者、ジェイク・クラウチ(Jake Crouch)氏は「2015年が観測史上最も暑い年になることはほぼ確実になった」と述べている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN