【8月20日 AFP】ナイジェリア南部の町で、売春宿の取り壊しに抗議する売春婦200人以上が暴徒化し、建物に放火する騒ぎがあった。現地メディアが19日、報じた。

 ナイジェリア日刊紙「バンガード(Vanguard)」によると暴動は18日、南東部アマンシー(Amansea)で起きた。同地では「誘拐犯や強盗」の拠点となっているとして、地元当局が最近、複数の売春宿を取り壊していた。

 売春婦らは、売春宿があった市内のラクダ市場に集まった後、近隣の建物に放火し始めた。当局が何の通知もなく自分たちの住まいを取り壊したと主張し「悪意に満ち、冷酷だ」などと当局者らを非難していたという。

 ナイジェリアでは売春は法律で禁じられているが、失業率が高いため、多くの女性が路上や売春宿で客をとらざるを得ない状況がまん延している。(c)AFP