イタリアの川で左脚発見、「死ぬのにうってつけの日」と入れ墨
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【8月17日 AFP】イタリアの首都ローマ(Rome)を流れるテベレ川(Tiber River)の支流で「今日は死ぬのにうってつけの日」との入れ墨が入った左脚が見つかり、探偵映画さながらの捜査が開始されたと、伊メディアが15日報じた。
発見された脚は膝上でチェーンソーのようなものによって切断されており、11日にテベレ川支流の岸辺に打ち上げられていたという。
警察では、脚が水に浸かっていたのは2日以内と推定。被害者の殺害後に切断されたとみているが、殺害が行われた場所や時間、動機は依然不明だという。
伊日刊紙メッサジェロ(Il Messaggero)は、被害者を麻薬取引や強盗、傷害で多くの前科のある36歳の男と特定している。男は地元ローマのサッカークラブ「ラツィオ(Lazio)」の過激なサポーター「ウルトラス」のメンバーで、脚にはウルトラスの入れ墨もあったという。
男は最近、イタリア系チュニジア人女性と結婚したばかりだったが、この女性の父親によると結婚生活は1か月で破綻し、女性は男の元を去った。原因は男の家庭内暴力で、父親は「あんな嫌なやつは見たことがない」と同紙に述べている。
メディア報道よると、男は7月末から消息を絶っており、心配した親族が遺体安置所で5つの入れ墨から本人の脚であることを確認したという。(c)AFP