サイにゾウの皮膚を移植、密猟で負傷 南ア
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【8月16日 AFP】南アフリカのプレトリア(Pretoria)で、角を狙った密猟者によって傷を負わされたサイに、ゾウの皮膚を移植する手術が行われた。手術を担当した獣医師が15日、AFPに語った。
このサイは雌で、2週間前に角の1本を密猟者に抜かれ、その際にまだ幼い子どもが殺された。
手術を担当したヨハン・マレ(Johan Marais)獣医師は、手術は角の再建ではなく、角を奪われた際に負った傷をふさぐためだと語った。密猟で傷つけれた野生動物の救助に取り組んでいる非政府組織(NGO)「セービング・ザ・サバイバーズ(Saving the Survivors)」の資金提供によって行われた手術は、約1時間半で終了した。
移植された皮膚は自然死したゾウから採取したもので、剥製の製作者から入手したという。皮膚移植が成功したかどうか判明するのは2~3週間後という。(c)AFP