【8月16日 AFP】国際サッカー連盟のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が、欧州サッカー連盟(UEFA)の会長を務めるミシェル・プラティニ(Michel Platini)氏から、立候補を辞退しなければ刑務所へ入ることになるという警告を受けていたことを明らかにした。

 ブラッター会長は、オランダの新聞「フォルクスクラント(Volkskrant)」の独占インタビューに応じ、自身の兄がプラティニ会長からそう言われたと話している。

 オランダの新聞「フォルクスクラント(Volkskrant)」が独占インタビューとして報じた記事によれば、ブラッター会長の兄がプラティニ氏からそう言われたという。

 しかし、プラティニ氏の関係者はAFPに対し、「でたらめ」だとしてその主張を一蹴した。

 ブラッター会長によると、会長選が行われた総会の場で80歳になる実兄が泣いていたため、事情を聴いたところ、「昼食のときにプラティニ氏が兄に近づき、『会長選から撤退するようゼップに言え。彼は刑務所へ入ることになるぞ』と言った」と主張している。

 ブラッター会長はまた、この一件があったのは会長選が行われる前で、兄は選挙が終わるまで警告を受けたことを黙っていたとしている。

 これを受けてプラティニ会長の側近は、「完全な作り話。FIFAが直面している問題から一般の目をそらしたいがための、一連の企ての一つにすぎない」とコメントしている。

「UEFA会長は、こういうでたらめに付き合うほど暇ではない」