岡崎がプレミア初ゴール、レスターは連勝スタート
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【8月16日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは15日、第2節の試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)は岡崎慎司(Shinji Okazaki)のプレミア初ゴールなどで、2-1とウェストハム(West Ham)に勝利した。
今オフにドイツ・ブンデスリーガ1部のマインツ05(Mainz 05)から700万ポンド(約13億6000万円)で加入した岡崎は、敵地アップトン・パーク(Upton Park)で先制ゴールを挙げた。
チームはその後、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が前半のうちに追加点を挙げると、後半ディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)に1点を返されたものの、逃げ切って勝利を飾った。
この結果、レスターはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を得失点差で上回り、暫定ながら首位に立っている。
ナイジェル・ピアソン(Nigel Pearson)氏からクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督へ指揮官を変更したレスターは、昨季降格を逃れた勢いを新シーズンに持ち越すかのように、開幕戦でサンダーランド(Sunderland AFC)に派手な勝ち方をし、好調なスタートを切っていた。
さらにレスターは、ロンドン(London)でのプレミアリーグの試合はここ20戦勝利がなく、昨シーズンも同地でのアウェーゲームは6戦全敗という戦績だったが、この日は力強いプレーを見せて不名誉な記録を終わらせた。
最初に決定機を作ったのはウェストハムだった。アーセナル(Arsenal)に2-0で勝利した開幕戦で、出色のプレーを見せていた16歳のリース・オックスフォード(Reece Oxford)がパイェのFKに頭で合わせたが、これはクロスバーをかすめてゴールを外れた。
するとその後はレスターががっちりと試合の主導権を握り、前半26分には先制に成功した。ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)の絶妙なクロスに岡崎がボレーで合わせると、このシュートはGKに阻まれたものの、こぼれ球を岡崎が自ら落ち着いて頭で押し込んだ。
バーディーは今週、カジノで日本人を差別する言葉を叫んでいる動画がメディアによって公開され、クラブから多額の罰金を科されていた。しかし、指揮官によると岡崎はこの行為を「気にしていない」といい、この試合では両者を2トップで先発起用したラニエリ監督の期待に応えるかのように、コンビネーションから得点を挙げた。
その後もボール保持率で優位に立つレスターは、さらに前半38分、岡崎を起点に追加点を挙げた。岡崎のパスを受けたマーク・アルブライトン(Marc Albrighton)が左サイドの深い位置からマイナスに折り返し、最後は走り込んだマフレズがダイレクトで強烈なシュートを決めた。マフレズはこれで今季3ゴール目となった。
ウェストハムも後半10分、シェイフ・クヤテ(Cheikhou Kouyate)のパスからパイェがゴール左上隅にシュートを流し込み、1点を返した。
さらにレスターは、前半に負傷していた岡崎が後半15分過ぎに交代を余儀なくされるというアクシデントにも見舞われた。
それでもアウェーチームは、GKカスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel)がディアフラ・サコ(Diafra Sakho)の2度のシュートを好セーブで阻み、同点ゴールを許さずにいると、最後はスパイクの裏を見せて相手を蹴ったウェストハムGKアドリアン(Adrian)が退場処分となり、開幕連勝を飾った。(c)AFP