盗難のピカソ絵画、米国からフランスへ返却 価値19億円相当
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【8月14日 AFP】14年前にフランス・パリ(Paris)の美術館から盗まれた、20世紀を代表する画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の油彩画が13日、米政府からフランス政府に返還された。
この絵画は、ピカソがキュビズム時代の1911年に描いた「La Coiffeuse(美容師)」で、1500万ドル(約19億円)相当の価値があるとされる。昨年12月、米ニュージャージー(New Jersey)州の税関当局が押収していた。
米移民税関捜査局(Immigration and Customs Enforcement、ICE)によれば、絵画はベルギーからクリスマス・プレゼントの入った小包として発送され、内容物を示すラベルには価格30ドル(約3700円)相当の手工芸品と記されていた。
在米仏大使館によると、絵画はパリに戻されて修復が施されたのち、一般公開される見通し。(c)AFP/Fanny ANDRE