【8月14日 AFP】ダイアナ英元妃(Princess Diana)との結婚を1年後に控えていたチャールズ皇太子(Prince Charles)は、離婚に対して大きな不安を抱えていた──このほど売りに出された当時の手紙から同皇太子の心境が明らかになった。

 この手紙は、同皇太子が1975年に出会った、カナダの在モントリオール(Montreal)英領事館の受付係だったジャネット・ジェンキンスさんに宛てたもの。手書きの手紙7枚には「短期間での結婚と離婚という衝撃的な出来事から立ち直っていることを願う。子どもができる前に誤りが分かって本当に良かった」とあり、また「子どもができた後でそういった誤りを犯すことは、率直に言って、私にとっては極めて大きな心配事だ。英連邦のそれぞれの国の女性と結婚するというのが僕にとっての一番の解決策だと思う!」ともつづられていた。

 手紙は、「何が起ころうと、君には早めに知らせることを保証するよ」と続き、相手の誕生日を祝う言葉で締められている。

 この手紙を3900ドル(約49万円)で売りに出しているのは、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)に住む英王室関連記念品の収集家だ。

 チャールス皇太子がダイアナ元妃と結婚したのは1981年7月。1992年に別居し、1996年に離婚した。ダイアナ元妃が仏パリ(Paris)で交通事故死した1年前だった。(c)AFP