【8月12日 AFP】米テキサス(Texas)州で先週末、武器を持っていなかった黒人青年が白人警官に射殺される事件があり、地元警察は11日、この警官を免職したと発表した。

 事件は、ミズーリ(Missouri)州ファーガソン(Ferguson)で黒人青年マイケル・ブラウン(Michael Brown)さんが白人警官に射殺された事件からちょうど1年の日を2日後に控えた7日に起き、注目を集めていた。

 テキサス州アーリントン(Arlington)警察のウィル・ジョンソン(Will Johnson)署長が記者らに語ったところによると、新人で現場訓練中だったブラッド・ミラー(Brad Miller)警官は同日、強盗事件が起きているようだとの通報を受け、車の販売代理店に出動した際、店内にいたクリスチャン・テイラー(Christian Taylor)さん(19)に発砲して死亡させた。

 テイラーさんは、アンジェロ州立大学(Angelo State University)のフットボールの花形選手だった。今回の事件に関しては大陪審で審理が行われる可能性はあるが、11日の時点では訴追手続きは取られていない。(c)AFP