【8月12日 AFP】ギリシャ政府と欧州連合(EU)ら債権団は11日、財政危機にある同国への約850億ユーロ(約11兆7000億円)に上る金融支援に大筋で合意した。

 2010年以降、3度目となるギリシャへの金融支援について欧州委員会(European Commission)は、長時間に及ぶ協議の結果、ギリシャと債権団は実務面で基本合意に達したと述べた。

 しかしギリシャと債権団は共に、今後詰めなければならない幾つかの細かい点が残っているとしている。EUのある情報筋は、欧州中央銀行(European Central BankECB)への債務の返済期限となっている今月20日までに、最終合意に至るのかどうか未だに不透明だと強調し、ECBへの返済のための緊急資金が必要となる可能性が残っていることを示唆した。(c)AFP/Aris Messinis