【8月9日 AFP】ブラジル南部クリチバ(Curitiba)で7日夜、バスターミナルに設置されている運行情報の表示システムにハッカーが侵入し、発車時刻と到着時刻の代わりにポルノ映像が放映されるトラブルがあった。

 トラブルが発生したのはクリチバのボケイラン(Boqueirao)にあるバスターミナルで、映像は約15分間続いた。当時ターミナルは大勢の旅行客などで混み合っていた。

 インターネットのソーシャルメディアには当時の様子を撮影した画像や、このハッキングを題材にした冗談が多数投稿された。

 クリチバ市営交通会社は、警察のサイバー犯罪対策担当部署が通報を受けて、ハッカーの追跡を試みていると述べた。同市当局者がAFPに語ったところによると、交通会社は表示システムの運営を請け負っている企業にも今回のトラブルを報告し、セキュリティー強化を指示したという。

 クリチバはパラナ(Parana)州の州都。人口は約200万人で、ブラジル南部有数の大都市となっている。(c)AFP