【8月8日 AFP】(一部更新)異常気象を招くことが多い気象現象エルニーニョ(El Nino)による干ばつで、パナマ運河(Panama Canal)で一時的に通航船舶の貨物のサイズが制限される。

 パナマ運河庁(Panama Canal AuthorityACP)の7日の発表によると、通航が許可されるのは喫水(船体の水中部分)が11.89メートルまでの船舶。制限は9月8日から施行される予定で、通常時の通航船舶の18.5%に影響が出る見込み。気象状況に変化がなければ、今後さらなる制限を設けるとしている。

 当局によると、今年6月~7月前半にかけての周辺の降水量は過去102年間で最低で、そのため運河に注いでいる湖沼の水位が下がっている。通常は喫水12メートルまでの船舶が航行を許可されている。(c)AFP