北、日本時間から30分遅らせた「平壌時間」制定 終戦の日に施行
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【8月7日 AFP】北朝鮮は7日、標準時を30分遅らせ、新たな「平壌時間」を定めると発表した。100年以上前に日本の「悪の」帝国主義者たちに押し付けられた標準時からの脱却が目的で、朝鮮半島が植民地支配から解放されて70年を迎える8月15日から施行するとしている。
北朝鮮の現在の標準時は、日本や韓国と同じグリニッジ標準時(GMT)+9時間だが、この変更により北朝鮮の標準時はGMT+8時間30分となる。
変更は5日に最高人民会議で承認されたという。国営朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)は、「悪の日本の帝国主義者らは朝鮮の国土を無残に踏みにじり、朝鮮の標準時まで奪うという許せない犯罪行為を行った」と伝えている。
朝鮮半島の標準時は日本による統治以前はGMT+8時間30分だったが、1912年に日本と同じGMT+9時間に変更されていた。(c)AFP