マンUの女性用ユニホームに苦情殺到、アディダスは対応に苦慮
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【8月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の女性サポーター用にデザインされた新ユニホームに苦情が殺到し、キットパートナー契約を結ぶ独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)は、苦しい対応を迫られている。
オールド・トラフォード(Old Trafford)を本拠地とするユナイテッドと、総額7億5000万ポンド(約1450億円)の契約を結んでいるアディダスは先日、クラブの新ユニホームを公開した。
しかし、女性用ユニホームのデザインが、男性用よりも大きく胸元が開いているとして、アディダスは批判を浴びる事態に陥った。
ユナイテッドの女性ファンの一人は、ツイッター(Twitter)に、「アディダス、冗談でしょ?男性用と比べて女性用の胸元が深く開いているのはなぜ?胸の谷間をみせたくない女性もいるのよ」と投稿している。
「これは性差別。ナイキ(Nike)ならこんなことはしなかった」
アディダスは今回の批判について、ユニホームを作る際、ファンの意見を参考にしていると釈明している。そして広報担当者は3日、「アディダスは、選手が着用するユニホームのレプリカを、大人向けに提供しています」と語った。
「ファンからのアンケートを参考に、ライフスタイルに沿った製品の一部として女性用ユニホームを提案しています」
「このタイプは一味違うデザインで、ファンの皆さんに選択肢を与えるものです」
昨季までユナイテッドのサプライヤーだったナイキは、同チームの女性用ユニホームを製品化していなかった。
アディダスはまた、チェルシー( Chelsea)やレアル・マドリード(Real Madrid)、そしてバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でも同様の女性用ユニホームを作っているが、苦情は出ていないとしている。(c)AFP