ゲイパレードでユダヤ教超正統派の男に襲われた10代女性が死亡、エルサレム
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【8月3日 AFP】中東エルサレム(Jerusalem)で7月30日に開催された「ゲイ・プライド・パレード(Gay Pride Parade)」で、ユダヤ教超正統派の男に刃物で刺された女性(16)が2日、死亡した。
死亡したシーラ・バンキさんを含めた6人はパレード行進中に、イシャイ・シュリセル(Yishai Shlissel)容疑者に襲われた。同容疑者は、2005年に同様の行事で参加者3人を負傷させて10年間服役し、事件の3週間前に出所したばかりだった。他の5人は軽傷を負った。
バンキさんが襲われた近くのシオン広場(Zion Square)で通夜が行われ、同級生、教師、ゲイコミュニティーの仲間や支援者ら数百人が哀悼の意を表した。
同パレード行進の数時間後の7月31日朝には、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のナブルス(Nablus)近郊の村で、パレスチナ人家族の自宅がイスラエル人入植者とみられるグループに火炎瓶で襲撃され、生後18か月の幼児が死亡、両親が負傷する事件が起きている。
これら襲撃ではユダヤ教過激派の存在に注目が集まり、イスラエル人とパレスチナ人との間の緊張がさらに高まっている。(c)AFP/Mike Smith