深刻な干ばつの米加州、6月の節水率は27.3% 目標達成
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【7月31日 AFP】4年連続で深刻な干ばつに見舞われている米カリフォルニア(California)州の今年6月の水の使用量は2013年同月比で27.3%も減ったことが分かった。カリフォルニア州水資源管理委員会(California State Water Resources Control Board)が30日、発表した。
同州のジェリー・ブラウン(Jerry Brown)知事は今年4月、記録的な干ばつ対策として州史上初めて州全域を対象とした節水令を出した。目標節水率は2013年同月比で25%とされていたが、6月の節水実績はこの目標を上回った。
同州水資源管理委員会のフェリシア・マーカス(Felicia Marcus)委員長は報道発表のなかで、州民が干ばつの深刻さを理解し、真夏の猛暑のなかでもスプリンクラー使用を控えるなど節水の努力を続けた結果だと評価。記録的な干ばつに終息の兆しは見えないことから節水を継続するよう求めた。(c)AFP