武装集団が警察署襲撃、10人死亡 インド
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【7月27日 AFP】(一部更新)インド北部パンジャブ(Punjab)州のパキスタン国境に近いグルダスプール(Gurdaspur)で27日、武装集団が警察署を襲撃、治安部隊と11時間近くにわたる銃撃戦を繰り広げ、市民3人を含む10人が死亡した。
警察によると、襲撃犯3人が銃撃戦で死亡。さらに警官4人も死亡した。現場のAFP記者によると、警察署の周囲では銃声が響き渡り、路上にはパニックになった住民たちの姿が見られた。
地元警察幹部によると、武装集団は軍服を着用していた。早朝に始まった襲撃は、治安部隊が午後5時ごろ、犯人らが立てこもった警察署の建物に突入してようやく収束した。
州警察幹部によると、市民の死者3人のうち1人は、犯人らがバス停に向けて発砲した際に死亡。残り2人は、警察署で死亡した。
また、5発の爆弾が付近の鉄道線路で回収された。実行犯の所属はいまだ不明だが、ラジナート・シン(Rajnath Singh)内相は、パキスタンとの国境地帯での警備の強化を命じたと述べた。
今回のような事件は、インド・パキスタン双方が領有を主張し、分割支配するカシミール(Kashmir)地方では比較的多く発生するが、同地方に接するパンジャブ州ではまれ。(c)AFP