【7月26日 AFP】北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ（CONCACAF Gold Cup 2015）は25日、3位決定戦が行われ、パナマが1-1で迎えたPK戦の末3-2で米国を下した。

 出場停止の選手を抱える中、パナマは控えGKのルイス・メヒア（Luis Mejia）が2連続でシュートをストップし、大会3位の座を手にした。

 試合は後半10分、ロベルト・ヌルセ（Roberto Nurse）のゴールでパナマが先制したが、米国は同25分に途中出場のクリント・デンプシー（Clint Dempsey）が同点弾を決めた。

 試合は同点のまま延長戦を終えてPK戦を迎えると、米国は3人目のファビアン・ジョンソン（Fabian Johnson）のシュートがバーを越えて両チーム通じて初めて失敗となったが、米国もGKブラッド・グザン（Brad Guzan）が続くパナマのシュートをセーブし、同点のままとなった。

 その後、メヒアが米国のマイケル・ブラッドリー（Michael Bradley）のシュートを止め、パナマがアロルド・カミングス（Harold Cummings）でシュートで先行すると、最後は再びメヒアがダマーカス・ ビーズリー（Damarcus Beasley）のシュートを止め、パナマの勝利が決まった。

 米国は2試合連続で、これまで一度しか敗れていなかったチームに黒星を喫している。準決勝で米国はジャマイカに敗れ、3位決定戦に回っていた。6月の親善試合でドイツとオランダから勝利を挙げていた米国だったが、これまで12勝1敗3分けとしていたパナマの前に、再び屈辱を味わうことになった。

 一方のパナマは、今大会の全6試合で1-0と先制したあと、後半に同点ゴールを許している。

 パナマは、疑惑の判定で敗れた準決勝のメキシコ戦で試合中にエースのルイス・テハダ（Luis Tejada）が退場処分となると、試合後には副審を押したとして正守護神のハイメ・ペネド（Jaime Penedo）が2試合の出場停止処分を受けていた。(c)AFP