【7月25日 AFP】トルコ軍は24日、シリア国内のイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対して2度目の空爆を実施するとともに、イラク北部のクルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' PartyPKK)」の拠点への新たな空爆作戦に着手した。

 トルコの民営放送局CNNトルコ(CNN-Turk)および「NTV」は、同国南東部のディヤルバクル(Diyarbakir)にある基地から離陸した複数のF16戦闘機が、同日早朝に引き続いて2度目の空爆を実施したと報じた。

 北大西洋条約機構(NATO)の主要加盟国であるトルコは、ISに対し積極的な対応を取っていないとして欧米の同盟諸国から厳しい批判を受けていたが、今回の空爆は対IS政策で大きく方針転換したことを示すものとなった。

 一方で、今回の空爆では、隣国イラクにあるPKKの拠点も爆撃のターゲットとなった。(c)AFP/Stuart WILLIAMS