【7月25日 AFP】トルコのイスタンブール(Istanbul)で24日、イスラム教過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)の暴力に抗議するデモがあり数百人が参加した。トルコ警察は催涙ガスやゴム弾を使ってデモを鎮圧し、参加者を分散させた。現場のAFPカメラマンが伝えた。

 イスタンブールのカドゥキョイ(Kadikoy)地区のアジア側で行われたデモには約500人の参加者が集まり、20日に同国とシリア国境付近の町スルチ(Suruc)で発生し、32人が死亡したISの犯行とみられる自爆攻撃に抗議した他、IS戦闘員の国内侵入を許したとして政府を非難した。

 AFPカメラマンによると、過去数日間にトルコ国内で行われた他の複数のデモと同様に、警察は鎮圧のためデモの参加者に向かってゴム弾と催涙ガスを使用した。

 今回のデモに先立ちトルコ政府は、同国での自爆攻撃の報復としてシリアのIS拠点を爆撃した他、国内各地でISやクルド人武装組織のメンバーとされる容疑者を一斉摘発し、数百人を拘束した。(c)AFP