【7月24日 AFP】トルコ軍の戦闘機が24日、シリア国内のイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の複数の拠点を初めて空爆した。トルコ首相府が発表した。

 声明によると、トルコ南東部ディヤルバクル(Diyarbakir)から離陸した同国軍のF16戦闘機3機が24日早朝、シリア国内のISの拠点3か所に誘導爆弾4発を投下したという。

 トルコは23日に、シリア側からトルコ領内を銃撃してきたISと国境を挟んで衝突したばかり。トルコとISが初めて本格的に交戦したこの戦闘では、トルコ軍兵士1人とIS戦闘員1人の死亡が確認されている。

 トルコはISに対する強硬姿勢を劇的に強めており、今回の空爆に先立ち、同国南部のインジルリク空軍基地(Incirlik Air Base)を米軍が対IS空爆作戦の拠点として使用することを認めている。(c)AFP