【7月23日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は22日、いわゆる「リベンジポルノ」を防止するため、本人の同意なくネット上に流出した性的に露骨な画像へのリンクを被害者が削除できるようにする取り組みに加わっていることを明らかにした。

 マイクロソフトのオンライン・セーフティー部の責任者は、本人の同意なくプライベートな画像がネット上に投稿されると、破壊的な影響を及ぼす恐れがあると、ブログに投稿している。

 リベンジポルノは世界的に増加の傾向にある。誰かに自身のプライベートの画像を投稿されると、人間関係やキャリア、社会活動など、被害者は生活のほとんど全ての面でダメージを受け、中には、被害者が自殺する深刻で悲劇的な例もあるという。

 マイクロソフトは、こうしたコンテンツを削除してほしいという依頼を受け入れているが、現在は、その手順をより簡単にした報告ページを新たに設置した。

 報告ページは現在、英語で書かれているが、今後数週間で他の言語でも対応できるよう拡大されるという。「リンクやコンテンツを削除する際は、世界的に行うことになる」と、オンライン・セーフティー部の代表は述べた。

 米インターネット検索大手グーグル(Google)やマイクロブログのツイッター(Twitter)なども、こうした方針を採用している。(c)AFP