10代が自作した銃を撃つドローンを調査 米FAA
このニュースをシェア
【7月22日 AFP】米連邦航空局(Federal Aviation Administration、FAA)は21日、拳銃が取り付けられた手作りの無人機「ドローン」が、コネティカット(Connecticut)州郊外の町で実際に発砲する様子を映した動画をめぐり、このドローンが連邦航空規則(Federal Aviation Regulations)などに違反していないかどうか調査を行っていると発表した。動画はインターネット上で動画サイトで人気を呼んでいる。
この動画は今月10日、ユーチューブ(YouTube)に投稿された「空飛ぶ銃(Flying Gun)」というタイトルが付けられた14秒間の映像で、再生回数は約200万回に達している。その大半がいまだに規制されていない米国の民間ドローンをめぐっては新たに論争が起きている。
動画は、拳銃が取り付けられた複数の回転翼を持つ手作りのドローンが、ホバリング中に激しい音を立てながら、画面には映っていない標的に向かって4回、発砲する様子を映している。
このドローンを制作したのは、大学で機械工学を学んでいるコネティカット州クリントン(Clinton)出身の18歳の学生だとみられている。だが、学生の父親は息子がドローンを制作したことを否定している。
「リモコン(RC)で操作するおもちゃなら、何十年も前から、みんな遊んできたじゃないですか」と父親はAFPの電話取材に答え、さらに、「これの正しい名称はRCクアッドコプターで、メディアは恐怖感を生じさせるために誤った単語(ドローン)を使っている」「なぜこれほど大騒ぎするのか分かりません。目新しいことではないでしょう」と話した。(c)AFP/Jennie MATTHEW