【7月21日 AFP】電機メーカー大手の東芝(Toshiba)は21日、1500億円を超える利益を水増ししていた問題をめぐり、田中久雄(Hisao Tanaka)社長と前社長の佐々木則夫(Norio Sasaki)副会長を含む取締役8人の辞任を発表した。この不正会計問題は、経営幹部による行き過ぎた利益追求が原因とされ、日本有数の著名企業である同社に大打撃を与えた。

 田中社長らの辞任は、数年にわたって行われていた利益のかさ上げを意図した会計処理に経営トップが「組織的に」関与していたと結論付けた第三者委員会による調査報告書を受けたもの。この問題は、日本で起きた中ではここ数年で最大規模の不正会計スキャンダルとなった。(c)AFP