【7月21日 Relaxnews】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)州政府は、「Airbnb(エアビーアンドビー)」などの自宅貸し借り仲介サービスの利用者への課税などを定めた新規則を発表した。対象地域には、人気観光地のバルセロナ(Barcelona)も含まれる。

 カタルーニャ州政府が14日に発表した声明文によると、バルセロナに宿泊する個人は1泊あたり0.65ユーロ(約90円)、州内の他の地域でも0.45ユーロ(約60円)が課税される。

 また、貸し出しは住宅1軒につき2部屋まで、1年に最大4か月までに制限される。また、住宅所有者は当局への活動報告が義務づけられ、宿泊客の滞在中は不在にしてはならない。

 当局は、新規則の目的について、ビーチリゾートやバルセロナ市内の名所やバーなど、外国人観光客に人気の地域の「宿泊施設の供給量を制限するため」と説明している。

 Airbnbはすでに、米国のワシントンD.C.(Washington D.C.)やシカゴ(Chicago)、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)などの都市でも同様の課税に合意している。(c)Relaxnews/AFPBB News