【7月21日 AFP】ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5か国「BRICS」が出資する新開発銀行(New Development Bank、通称BRICS銀)が21日、中国・上海(Shanghai)に開行した。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 BRICS銀は米ワシントンD.C.(Washington D.C.)を拠点とする国際通貨基金(IMF)や世界銀行(World Bank)に対する挑戦と受け止められている。初代総裁にはインドの元個人銀行家K・V・カマート(K. V. Kamath)氏が就任した。

 新華社が伝えたカマート総裁の話によると、経営陣は現在、経営方針の策定やプロジェクトの計画など、事業開始へ向けた準備を行っている。事業始動は年内か来年初頭になる見込みだという。(c)AFP