【7月21日 AFP】英コメディアンのサイモン・ブロッドキン(Simon Brodkin)が20日、国際サッカー連盟(FIFA)の記者会見に乱入し、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長に大量の偽札をばらまいた。

 リー・ネルソン(Lee Nelson)というステージ名を持つブロッドキンは、FIFAの次期会長選の日程が発表される記者会見に姿をみせると、自分は「2026年W杯開催地に立候補する北朝鮮」の代表だと説明して偽札をばらまいた。

 ブロッドキンは事件後、ツイッター(Twitter)に自身の写真を載せ、「ゼップ・ブラッターと面会し、北朝鮮での2026年W杯開催を確保して興奮している」と投稿していた。

 ブロッドキンは過去にも注目が集まるイベントに乱入する事件を起こしており、先月には野外音楽祭「グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)」で、ラップ歌手のカニエ・ウエスト(Kanye West)のステージに乱入し、警備員に引きずり出されていた。

 2014年にはサッカーイングランド代表の格好を装い、W杯前の米国遠征に向かう代表チームの飛行機に乗り込もうとする事件を起こしている。(c)AFP