【7月20日 AFP】(一部更新)シリアとの国境に近いトルコのスルチ(Suruc)にある文化センターで20日、爆発が起きた。トルコ内務省は、少なくとも31人が死亡、100人近くが負傷したと発表した。内務省はこの爆発を「テロリストによる攻撃」だと非難している。

 スルチは、トルコ国境に近いシリアの要衝の町アインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)と、国境を挟んだ反対側に位置する。

 目撃者によれば、激しい爆発で建物の窓が粉々に割れ、火災が起きたという。犠牲者の大半は再建を手伝うためアインアルアラブ入りを計画していた大学生だった。

 アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相は、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」による「テロ攻撃」の可能性があるが、最終的な判断には至っていないと述べた。ISの犯行と確認されれば、ISがトルコに対して行った攻撃としては初の事例となる。(c)AFP/Fulya OZERKAN