ウィリアム英王子、救急ヘリ操縦士として初出動 シフト勤務開始
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【7月14日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William、33)は13日、新たな就職先で救急ヘリコプターの操縦士としての任務を始め、さっそく実際に出動した。
ウィリアム王子はヘリ運航の民間企業ボンド・エア・サービス(Bond Air Services)に就職している。シャーロット王女(Princess Charlotte)の誕生で2児の父となってから2か月以上が過ぎたこの日、同社の慈善活動の一環でイングランド(England)地方東部を網羅する航空救急部門「イースト・アングリアン・エア・アンビュランス(East Anglian Air Ambulance、EAAA)」で初めてシフト勤務に入った。
英国王位継承権第2位の王子は小雨が降り続くケンブリッジ空港(Cambridge Airport)で、「初日で緊張しています」としながらも「始まるのが楽しみです」と語り、育児と王室の公務、そしてこの新しい仕事をうまくやり繰りしていければと話した。
かつて英空軍で3年間捜索救難ヘリのパイロットを務めた王子は、民間企業での任務開始を控え数か月間、試験と訓練に臨んできた。同日シフトに入って2時間後、王子は自身初の緊急任務に他の乗員らと共に出動した。
「このような仕事をさせてもらうことで、地に足のついた気持ちになれます。それこそが私が目指すものの核となる部分です」とウィリアム王子。「善い人間になって自分のできることをしよう、良識ある個人になろうと努力しているつもりです」(c)AFP/Robin MILLARD