ペルーの知られざる素顔、アウサンガテ山ハイキング
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【7月17日 Relaxnews】世界で最も美しい山道をハイキングしたいのなら、南米ペルーのアンデス(Andes)山脈にそびえる高峰アウサンガテ(Ausangate)を目指してはどうだろうか。息をのむ山々の絶景に加えて、豊かな歴史遺産も発見できるだろう。
アウサンガテ山は、インカ帝国の時代から崇められてきた聖なる山だ。標高は6384メートル、ペルー南西部の都市クスコ(Cusco)から約100キロの距離にある。数々の神話と美しい景色に彩られた登山道は、世界のハイキング愛好家から愛されている。
■マチュピチュとチチカカ湖へ
アウサンガテを巡る全長約80キロの登山道は、歴史情緒あふれるインカの道だ。インカの伝統を今に伝えるケチュア(Quecha)の人々がラマやアルパカを放牧して暮らす、世界でも残り少ない牧畜社会へとハイカーをいざなう。
実のところアウサンガテの登山道は、ケチュアの人々が山麓の村との交易に使っている道だ。だが、ハイカーにとっては山頂部の巨大な氷帽や、標高約4377メートルに長さ3.82キロにわたって横たわるシングレナコチャ(Sinkrinaqucha)湖、そしてマチュピチュ(Machu Picch)やチチカカ湖(Lake Titicaca)のある神聖な谷へと案内してくれる唯一無二のコースとなっている。(c)Relaxnews/AFPBB News