フィリピンの「有毒」菓子、被害者2000人近くに
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【7月13日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島で、果物風味の「有毒」菓子を食べた子どもたちが次々と体調不良に陥った問題で、地元保健当局は13日、被害者の数が2000人近くに増えたことを明らかにした。
当局の発表によると、これまでに少なくとも1925人が果物風味の菓子を食べた後に体調不良となり、うち66人が現在も入院している。被害者の大半は子どもという。
被害者らは、学校の外で露天商が販売していたドリアンやマンゴー、マンゴスチン風味の菓子を口にした後、胃けいれんや下痢、嘔吐、頭痛などの症状を訴えた。
警察は製造元のウェンディーズ・デリシャス・ドリアン・キャンディー(Wendy's Delicious Durian Candy)社から菓子を仕入れていた露天商9人を逮捕した他、出頭した同社の経営者に対する取り調べを進めている。(c)AFP