パリ近郊のモールに武装集団、特殊部隊が従業員ら救出
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【7月13日 AFP】(一部更新、写真追加)フランスの首都パリ(Paris)郊外ビルヌーブ・ラ・ガレンヌ(Villeneuve-la-Garenne)にあるショッピングモール「クワルツ(Qwartz)」で13日、英低価格衣料品ブランド「プリマーク(Primark)」の店舗に武装集団が押し入る事件が起きた。強盗目的で店を襲ったとみられる。現場には特殊部隊が派遣され、モールから従業員18人を救出した。
武装グループは現在も逃走中で、事件が起きたショッピングモール内に潜伏しているとみられる。うち1人はプリマークの店員とされている。
匿名で取材に応じた警察筋は「午前6時半(日本時間午後1時半)ごろ、武装した2~3人の犯人グループがプリマークの店舗に押し入った。当初の狙いは武装強盗だったと判断している」と述べた。
別の警察筋の話によると、店の従業員の女性が午前7時ごろ、交際相手の男性に携帯メールを送り、武装した男2人に人質にとられていると知らせたことで、事件は発覚した。警察はショッピングモール周辺の交通を遮断。また近隣の他の店舗も、すべて閉鎖された。
モール内にいた人々は直ちに避難させられたが、警察によると、18人前後の従業員が食堂内に身を隠していた。犯人らによって食堂に連れてこられたのか、自分たちで逃げたのかは不明。従業員らは午前10時半ごろ救出された。いずれもけがはないという。現場では特殊部隊による犯人らの捜索が続いている。(c)AFP