【7月13日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子オープン(US Women's Open 2015)は12日、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ランカスター(Lancaster)のランカスター・カントリークラブ(Lancaster Country Club)で最終日が行われ、田仁智(In Gee Chun、チョン・インジ、韓国)が通算8アンダーで優勝を飾った。

 米ツアー参戦8戦目の田仁智は終盤の4ホールで三つのバーディーを奪うなど、最終ラウンドを4アンダーでホールアウト。最後は梁熙英(Amy Yang、エミー・ヤン、韓国)が18番でボギーをたたき、1打差で自身初のメジャータイトルを手にした。

 韓国ツアーで賞金女王の田仁智は、15番のバーディーで首位に浮上。16番、17番でもその座を守ったものの18番でボギーとし、16番でイーグル、17番でバーディーとした梁熙英に可能性を残してしまったが、梁熙英は最終ホールでスコアを落とした。

 3位タイには、通算5アンダーで世界ランク1位の朴仁妃(Inbee Park、パク・インビ、韓国)とステーシー・ルイス(Stacy Lewis、米国)が並んだ。

 大山志保(Shiho Oyama)は通算3アンダーとし、17歳のブルック・ヘンダーソン(Brooke M. Henderson、カナダ)、ペルニラ・リンドベリ(Pernilla Lindberg、スウェーデン)、柳簫然(So Yeon Ryu、ユ・ソヨン、韓国)、米国勢のモーガン・プレッセル(Morgan Pressel)とジェーン・パーク(Jane Park)と5位タイに並んだ。

 20歳の田仁智は、2008年大会を19歳で制した朴仁妃、1998年大会を20歳で制したパク・セリ(Se Ri Pak、韓国)についで史上3番目の若さで大会を制覇している。

 一方、2年連続で最終日を首位で迎えた梁熙英は、再びメジャー初制覇を逃した。ここ5年間で4度目の最終組スタートとなった梁熙英だったが、ここ8年間では6人目となる韓国人優勝者の座を田仁智に譲った。

 日本勢では、葭葉ルミ(Rumi Yoshiba)が通算イーブンパーで14位タイ、上原彩子(Ayako Uehara)が通算2オーバーで20位タイに入った。(c)AFP