性的虐待疑惑の元バチカン大司教、開廷直前に集中治療室へ
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【7月11日 AFP】未成年者に対する性的虐待で起訴されているバチカン(ローマ法王庁)の元駐ドミニカ共和国大使、ヨゼフ・ベゾロフスキ(Jozef Wesolowski)元大司教(66)が、裁判の開廷を数時間後に控えた11日朝、入院した。バチカンによれば、集中治療室で治療を受けている。元大司教はここ数か月、原因不明の症状に悩まされていた。
ベゾロフスキ元大司教は、バチカンの駐ドミニカ共和国大使だった2008~13年の間に少年たちを性的に虐待していたとして、また13~14年にはイタリア・ローマ(Rome)で児童ポルノを所持していたとして起訴されている。バチカン内で高位聖職者が性的虐待により起訴されたのはベゾロフスキ元大司教が初めて。
裁判は被告欠席のまま開廷するが、バチカン高官は報道陣に対し、11日は単に裁判の開始を記録して休廷になるだろうと語った。(c)AFP