【7月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は10日、退団したスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)に代わりジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)を新キャプテンに任命すると発表した。一方で、移籍がうわさされるラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)がチームのトレーニング復帰している。

 元サンダーランド(Sunderland AFC)のヘンダーソンは昨季、ジェラードが米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に移籍すると発表されて以降、試合ではキャプテンマークを巻いていた。

 リバプールの公式ウェブサイトでヘンダーソンは、「とてもうれしいし誇りに思う。このサッカークラブのキャプテンに任命されることは大きな名誉であり、とても特別なこと」と語っている。

「どんな時でもベストを尽くしたい。チームのことを最優先に考え、自分に必要とされているものがあれば全てを注ぎ、力になりたい」

 2011年に1600万ポンド(当時約26億円)でリバプールに移籍した25歳のヘンダーソンは、加入以来約200試合に出場するなど、チームの中心として活躍してきた。

 昨季もヘンダーソンは、ジェラードが欠場した試合ではキャプテンマークを巻いてプレーしていた。

 一方、2日間練習を欠席し、移籍の憶測が飛び交っていたスターリングだったが、10日の練習には参加している。

 スターリングは電話で練習の病欠を伝えていたとされており、先日はアジアとオーストラリアで行われるプレシーズンツアーへの帯同拒否をクラブに伝え、非難を受けている。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)は20歳のスターリング獲得を熱望しており、これまで2度オファーを提示しているが、いずれもリバプールに拒否されている。

 シティは3000万ポンド(約57億円)と4000万ポンド(約76億円)のオファーを提示したとされているが、リバプールはスターリングに5000万ポンド(約95億円)近い価格をつけている。(c)AFP