【7月11日 AFP】バングラデシュ北部マイメンシン(Mymensingh)にあるかみたばこ工場で衣料品を無料配布していた際に発生した将棋倒しの事故で、死者は少なくとも27人となった。地元警察当局が明らかにした。

 警察によると、工場の所有者らがイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の慣例にならって貧しい人々に衣料品を無料で配ると宣言したため、集まった群衆が工場内に入ろうと狭い門に殺到し、将棋倒しが起きた。群衆の数は、10日午前4時45分(日本時間同7時45分)ごろには最大1500人に達していたという。

 警察によると、他に50人以上が負傷しており、死者は増える恐れがあるという。警察は、安全対策を怠った疑いで、工場の所有者ら7人の身柄を拘束した。(c)AFP