【7月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は10日、一連の汚職スキャンダルで自身に向けられている批判は的外れだとし、次期会長選は「見せ物」だと語った。

 79歳のブラッター会長は6月2日に辞意を表明しており、FIFAは今月20日の総会で次期会長選の日程を決定するが、ブラッター会長に近い関係者は、辞意を撤回する可能性を排除していないとしている。

 1998年から現職を務めるブラッター会長は、公式週刊誌のFIFAウイークリー(FIFA Weekly)のコラムで、「欧州中が一つの話題で持ち切りだ。それは会長選だ。しかし、改革がまだ実行できていないという事実の方がもっと重要だ。この事実は、委員会と総会に対し、その意図を伝える明確な声明を要求している」と述べている。

「過去数週間のFIFAに対する怒りの矛先は、主に私個人に向けられたものだ。私はこのことを特に問題とは考えていない。私は私自身を守ることができるからだ」

「しかしながら、私は公正さを訴えたい。私は組織のメンバーに対する責任はない。私自身が彼らを選んではいないからだ。FIFA会長は、各連盟によって割り当てられた人々と仕事をしなければならない。なので私には幹部のメンバーが自分の国でした行為について何の責任もないのだ」

(c)AFP