母国語通じる施設紹介、観光客向けアプリ パリ市提供
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【7月10日 AFP】光と愛、そして観光客であふれる仏パリ(Paris)でこのたび、フランス語に苦労する外国人観光客が束の間の安らぎを見いだす助けになるモバイルアプリが公開された。
公開されたアプリ「Yes i Speak Touriste !」では、それぞれの母国語が通じるレストランやホテルといった施設の場所が地図上に表示される。利用者は言語を選択するだけ。例えば、北京語を選択した場合、約20か所の施設が地図に表示される。この中には、薬局なども含まれているという。
同アプリは、夏の観光シーズンの開始を前に、パリの商工会議所によって公開された。現在9つの言語に対応しており、グーグル(Google)の基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」と米アップル(Apple)の「iOS」を搭載した携帯端末で利用できる。料金は無料。
アプリが提供する情報について、同商工会議所は、観光客からの評価の高い施設を紹介していると述べ、昨年の満足度は94%だったことを明らかにした。ただ、これら施設についての評価は肯定的なものばかりではない。日本人で58%、中国人では54%とその満足度はあまり高くなかった。治安をめぐる懸念がその主な理由だという。(c)AFP