【7月10日 AFP】米連邦捜査局(FBI)は9日、米国民を標的として7月4日の米独立記念日(Independence Day)前後に計画されていた攻撃を未然に阻止し、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」と関係があるとみられる容疑者10人以上を逮捕したと発表した。

 FBI報道官は、ジェームズ・コミー(James Comey)長官の発表として、「過去4~6週間に」ISと関連があるとみられる「10人以上を逮捕した」と述べ、逮捕者のうち数人は、米国内で行われる米独立記念日関連の行事を攻撃する計画に関与していたと語った。

 FBIと国土安全保障省(Department of Homeland SecurityDHS)、国家テロ対策センター(National Counterterrorism Center)はそろって、攻撃の恐れが高まっていると注意を喚起していた。

 独立記念日前後の連休は特に攻撃事件もなく終わったが、FBIの9日の発表で、米国はISをはじめとする勢力による攻撃の脅威にさらされていることが改めて示された。(c)AFP