【7月10日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)に所属するジェイソン・ピエール・ポール(Jason Pierre-Paul)が、4日の独立記念日を祝う花火で指を切断する重傷を負っていたことが明らかになった。米スポーツ専門チャンネルESPNが9日、報じた。

 ESPNが引用した医療記録によると、ピエール・ポールはフロリダ(Florida)州で今回の事故に遭い、右人さし指を切断することになった。

 26歳のピエール・ポールはまた、皮膚の移植手術を受けたと記録されているが、以前の報道ではパスラッシャーとしてのキャリアが終わる恐れはないと伝えられていた。

 ピエール・ポールは事故の当日、インスタグラム(Instagram)に2本のビデオを投稿し、そこには独立記念日を祝うための花火がいっぱいに積まれた車の横に同選手が映っていたという。

 米紙USAトゥデー(USA Today)が8日に伝えた記事では、チームの代表1人がピエール・ポールと会うためにマイアミ(Miami)の病院へ向かったが、面会できないまま戻ったとされている。

 この独立記念日の週末に、花火で負傷したNFL選手は、ピエール・ポール以外にももう1人いる。

 タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)のC.J.ウイルソン(CJ Wilson)も花火による事故に遭い、父親がノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)の地元テレビ局に語ったところによると、指を2本失ったとされている。

 25歳のウィルソンは、リンカーントン(Lincolnton)にある自宅で家族や友人と独立記念日を祝っていた際に、事故に遭遇してしまった。

 タンパベイの地元紙はウィルソンについて、「手の重傷」によりNFLでの将来が危ぶまれる可能性があると伝えている。(c)AFP