ジョコビッチ、ボールガールに直接謝罪 メディアには苦言も
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【7月9日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)の試合で、ボールガールに向かって声を荒らげたとされる件で、男子シングルス第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が8日、少女に直接謝罪したことを明かした。
7日までもつれこんだケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)との男子シングルス4回戦、最終第5セットの緊迫した場面で、ジョコビッチはボールガールのいる方向に叫び声をあげた。
タオルを求めて怒鳴りつけたともいわれているが、ボールガールは明らかにおびえた様子を見せていたため、ジョコビッチのこの行動は大きな批判の対象となっていた。
ジョコビッチはその埋め合わせを早めにするべく、同日に行われたマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)との準々決勝に勝利したあと、その少女を捜して謝った。
ジョコビッチは、「彼女と話したら、気にしていないと言ってくれた。わだかまりは解けた。僕のせいだったら申し訳ないと謝ったんだ」と語っている。
「戦いのなかでの一瞬の出来事だった。振り向いて叫んだら、申し訳ないことに、ちょうどその方向にあの子がいたんだ」
「だけど、個人的にはメディアが大げさに騒ぎすぎだと思う。本人は全然気にしていなかった」
「僕自身、ボールボーイをやったことがある。彼らを尊重しているし、彼らの存在もありがたく思っている。できる限り話しかけるようにしているし、思い出になるものをあげるようにしている。タオルとか、リストバンドとか、そういうものをね」
「それが彼らにとってどれだけうれしいことか、わかっているつもりだ」
(c)AFP