【7月8日 AFP】(写真追加)米航空宇宙局(NASA)が7日、無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」が冥王星の大きく異なる側面を捉えた新たなカラー画像を公開した。

 画像のうちの一つには、冥王星の赤道に沿って不思議な斑点が等間隔で並んでいる。斑点の大きさは直径約480キロで、1点の大きさは米ミズーリ(Missouri)州に匹敵する。

 冥王星に歴史的な接近を試みた「ニュー・ホライズンズ」との交信は4日に1時間半近く途絶え、科学者らは地球から約48億キロ離れた位置にいる探査機の故障の原因解明に努めた。その結果、NASAは6日にトラブルは解消したと発表していた。

 約7億ドル(約850億円)の費用をかけた今回の探査ミッションでは今月14日のフライバイ(接近通過)時に観測史上初めて冥王星に最接近した画像を捉えることになっており、天文ファンが熱心に見守っている。(c)AFP