【7月3日 AFP】インターネットサービス大手の米ヤフー(Yahoo)は2日、自社サイトの一部でグーグル(Google)の検索技術を使用するテストを行っていると発表した。

 ヤフーのサイトでの検索結果や広告表示で複数の検索業者と同時に提携することが、ヤフーとその利用者の利益にかなうか検討しているという。これまでヤフーの検索エンジンは米マイクロソフト(Microsoft)が担ってきたが今年4月の再契約の際に契約内容がより柔軟なものに変更されていた。

 ヤフーとマイクロソフトの検索事業の提携期間は2010年から10年間とされていたが、収益条件を満たさない場合にはヤフー側が途中で契約を解除できる内容になっていた。ヤフーのマリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)最高経営責任者(CEO)は以前からマイクロソフトとの提携に不満を示していた。検索分野でのグーグルとヤフーの提携は、米国内外の独占禁止当局の関心を集める可能性もある。(c)AFP