【7月3日 AFP】(一部更新、写真追加)南米コロンビアの首都ボゴタ(Bogota)で2日、2度の爆発があり、少なくとも10人が負傷した。暴力事件が増加している状況を受け、当局は警戒態勢を敷いた。

 消防当局がツイッター(Twitter)で明らかにしたところによると1度目の爆発はボゴタの金融街で午後3時45分(日本時間3日午前5時45分)ごろ発生し、その直後に、工業地帯で2度目の爆発があった。

 負傷者は病院に運ばれたが、重傷者はいない。警察が爆発の原因を調べている。AFPの記者は、金融街の爆発では建物の窓が割れ、パニックになったと伝えた。露天を営む現場近くにいた人は「ものすごい音がした」と語った。

 2月から3月にかけてボゴタ市内では少なくとも6件の小規模の爆発があり、12人が負傷している。これらの事件は同国第2の規模を持つ左翼ゲリラ組織で、現在政府との予備的な和平交渉を行っているELN系の犯罪組織の犯行とみられている。(c)AFP