コロンビアとメキシコ、ミス・ユニバースをボイコット
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【7月1日 AFP】2016年米大統領選への出馬を表明した実業家ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏のメキシコ移民をめぐる発言の波紋が中南米にも拡大した。コロンビアが6月30日に今年のミス・ユニバース(Miss Universe)世界大会開催地の誘致から撤退すると表明。その数時間前にはメキシコも今年の大会に代表を出場させないと発表した。
不動産王のトランプ氏は6月16日、「メキシコが送り込んでくる人々は問題だらけで、米国に麻薬や犯罪を持ち込んでいる。彼らは強姦魔だ」などと述べた。これが中南米の人々や米国のヒスパニック系住民の怒りに火をつけた。
中南米では、ミス・ユニバースの優勝者が出れば国の誇りとして人々が路上に繰り出してお祭り騒ぎになる。ミス・ユニバースの人気が高い中南米での開催と出場者を失うことは、大会にとって大きな痛手だ。
ミス・ユニバースはトランプ財団と米NBCユニバーサル(NBC Universal)が共同出資したミス・ユニバース機構(Miss Universe Organization)が主催している。(c)AFP/Yemeli ORTEGA